先輩に励まされ 〜フリースクールLargo さん〜

7月12日、フリースクールの立ち上げや運営について勉強させていただくため、鎌倉市にある特定非営利活動法人 鎌倉あそび基地さんの運営している「フリースクールLargo」さんへ。

大船からの湘南モノレールが外観内装とも可愛らしくて、あいにくの雨だったけれど気持ちは弾む私。

 ようやく到着すると、なんだか木材を感じる優しい雰囲気の建物。
子どもたちにとっての素敵な居場所感が中にお邪魔する前から漂います!

そして、外にいらっしゃったスタッフの方に声をおかけし、中へ。
この日は4人の小学生がすでにいて、私が伺った直後に中学生の女の子が1人やってきました。スタッフはいつも3〜4名でやっているそうで、この日も3名の大人の方が子どもたちを見守っています。

内装としては、板目の床、ドアや襖のない開放的なスペース、一段上がった畳のお部屋、オープンキッチン、全体的にエリアがいくつかありながらも適度な繋がりを感じられる作り。子どもにとっては安心感がある空間に感じられました。

代表の水澤麻美さん自らがお時間をとってくださり、わたしは立ち上げの経緯や助成金など、フリースクール運営をされてる先輩(まだ私は立ち上げられてもいないので後輩ですらないか⁉︎)としていろいろとご質問させていただきました。

こちらの団体は同じ建物で時間を区切って学童保育も運営。もともとは学童から始まった立ち上げ経緯や、水澤さんは初めは活動の代表ではなかったこと、お子さんは当時不登校ではなかったが、この活動をしていく中で3番目のお子さんが不登校になったことなど、ざっくばらんに語ってくださいました。

水澤さんからは、フリースクールのない海老名にぜひ作りたいと私の想いを伝えると、笑顔で開口一番
「出来るよー、出来る出来る!」
の言葉。それだけですっかり励まされて元気をもらう私!
具体的には
・仲間をどんどん増やし、会計なども自分で頑張ろうとするのではなくて、出来る人と繋がって助けてもらおう
・近所の不登校生を集めようとしなくてok
 (遠くから通う方が子どもは生活圏から離れて元気になる)
・やりたいことを書いたチラシや名刺を作ってどんどん配ろう
・助成金をもらってワークショップの活動から始めたら金銭的負担がないかも
・身銭を切ることは基本的に考えない
・かながわボランタリー活動推進基金は、取るのは大変だけど市を飛び越えて県と繋がることができたので、そこから市の対応が変わり、市内の各学校でLargoさんのチラシを生徒に配布してくれるようになった
・民間の助成金ならハードルが低くて貰いやすい

など、具体的な知恵をいろいろ教えてくださいました。
それから、Facebookで不登校保護者や関係者の人の輪が一気に広がったので、おススメ!とのこと。私は今まで敢えてやってなかったんですが、これを機にやろうかな、という気になりました。

結局、お忙しい代表の身でありながら、初対面のまだ名刺すら渡せない私に1時間も気さくに優しくそしてあったかくお話しくださいました。
本当にありがとうございました!

こうしてLargoさんの見学が終了。
帰りのモノレールでは、自分がこれからどんなことをしたいのかの妄想が広がって、ひとり大興奮でした!

それにしても、この日一番感じたことは
「出来るよ!」
って人が言ってくれることの心強さ。
なんだか魔法にかかったように「そうだ!出来るよ、私!」と根拠はないけどなんだか自信とやる気がメラメラ湧いてきたのです。

これって子どもにそれを伝え続けたら、とんでもなく頑張れるんじゃないか、と身をもって思いました。やっぱり身近にいる人のポジティブな背中押し系の言葉かけって、本当に大切だなぁ。
考えてみれば、私には昔からほぼそういう人がいなかった。いたら今頃とっくにフリースクール作ってる頃かも!まあ、環境を嘆いてもしょうがないか。
まずは我が子への言葉かけ、改めて気を付けよっと。

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