不登校の子を持つ親御さんの「お金」の話

例えば小学生のお子さんが不登校になった時、親御さんはもちろん、お子さんに元気になってもらいたい、とか、どうして学校いけなくなっちゃったんだろう、とか、周りになんて説明したらいいんだろう、などの感情が入り乱れて頭の中でグルグルすると思います。

しかし、誤解を恐れずに書かせていただきますが、ある意味でそれ以上に思うのは「仕事休まなきゃ行けないじゃん!もしかして辞めることになる?我が家の収入減っちゃう?」という、職場にかける迷惑と家計のことではないでしょうか?
お母さんが専業主婦であればこの問題は考えなくていいかもしれないし、ご主人の収入がたっぷりあってお母さんが働けなくなっても何も問題なし!というご家庭(そんな家庭そうそうないだろうけれど)も同様かと思います。でも、ほとんどの家庭がお母さんも何かしら働いていることが多いだろうし、さらに現代では、シングルマザーの割合もとっても多いはずです。その場合、お母さんが働けなくなったらそれは致命的、厳しいことを言えば「生活保護」が頭を過ぎるかもしれません。既にその選択を迫られることになったご家庭がないことを祈るばかりです。

そう考えると、学校特に小学校というのは学習場所というだけでなく、「子どもを安心して預けられる場所」という側面があると言えます。学校に子どもが通っている時間は安心して仕事をしていられる。という事は、子どもが学校に行っているか、不登校しているか、ってその家庭の経済状況に大きすぎる影響を与えるという事ですよね。

だからなんです、私がフリースクールをやりたい、しかも週5で!と思っているのは。
一人の母として、家計の負担を半分担っている立場として、同じ境遇の方の気持ちがよく分かる。
子どもに朝「今日学校行きたくないよー」と言われたら、「えー!今から職場に休むって言わなきゃって事?今日は月曜日なんだよ、めちゃくちゃ休みづらいよ!」と心で叫ばずにはいられない。

フリースクールに通ったって、月謝はかかるので、手放しでは安堵できないかもしれません。
でも、フリースクールの選択がない事で、お母さんの収入がまるまる家計に入らなくなるのは、もっと困る。そう思うのです。

必ずしも、私たちSACHI stationでは確実にお子さんが楽しく毎日通ってくれます、とは言えません。お子さんとスクールとの相性がありますので。でも、どこでも良いので学校以外の居場所を探す事はぜひやってみてほしいのです。
居場所を探しているお子さんのために、そして、頑張って働いて家計を助けなくては行けないお母さん自身のために。

そういう未来が来るように、私もできることを頑張ろう!と思うのです。

SACHI station

新しい時代のフリースクール

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